どんなサービス?
川越市の保育園・認定こども園・小規模保育・認可外保育施設、あわせて136施設を1枚の地図にまとめたWebサービスです。空き状況・入園倍率・延長保育料・給食費——園えらびで「結局、それが知りたい」となる情報を、地図から直接見られるようにしました。非営利で運営している個人開発のサービスです。
なぜ作ったのか
きっかけは、わが家の保育園さがしです。娘が1歳を過ぎて、いよいよ1歳児クラスからの入園先を探すことになりました。
ところが、いざ調べ始めてみると、必要な情報は市のWebサイトに施設個票・募集空き状況表・入園状況表と、バラバラのPDFで置かれています。妻はスマホでそのPDFを開いて、小さな表をピンチで拡大しては戻し、また拡大して……と、かなり苦労していました。横で見ていて、これは大変だなと。
私は私で、いくつも保育園を見学して回るうちに、「あの園、よかったよね」「……で、どこにあったっけ?」と、園の名前と場所が頭の中で一致しなくなってきました。
それなら、地図の上で園を選べて、知りたい情報がその場で読めるようにしてしまおう。そうして自分の家族のために作ったものを、同じように園さがし中の川越市のママ・パパにも使ってもらえたらと、非営利で公開したのがこの川越保育マップです。
主な機能
136施設を地図でまとめて確認
公立保育園20・私立保育園41・認定こども園10・小規模保育21・事業所内保育10の認可保育施設102施設に、認可外保育施設34施設を加えた計136施設を載せています。ドットは施設の種類ごとに色分けしてあるので、自宅や職場のまわりにどんな園があるか、パッと見でわかります。

施設の種類で絞り込み
右上の歯車ボタンを押すと、「保育園・認定こども園」「小規模・事業所内」「認可外保育施設」の3種類を、スイッチで表示・非表示にできます。「まずは認可だけ見たい」「小規模も含めて広めに探したい」——探し方は家庭それぞれなので、切り替えられるようにしました。

施設個票の内容を、スマホで見やすく
施設をタップすると、市が公表しているPDF(施設個票)に載っている内容——住所・定員・入園年齢・開所時間・延長保育の対象と料金・給食費・保育方針など——を、スマホで読みやすい形に整えて表示します。もう、PDFをピンチで拡大しながら読まなくて大丈夫です。
最新の募集空き状況(年齢クラス別)と、前年度の入園状況(募集・希望・決定・最低点・倍率)も同じ画面に出るので、「いま何名募集していて、去年はどれくらいの倍率だったのか」がその場でわかります。


気になる園を並べて比較
気になる園を比較リストに入れていくと、区分・定員・開所時間・延長保育料・給食費から、最新の募集空き・前年度の入園状況まで、1つの表で見比べられます。見学に行く園を絞り込むときや、申込の希望順位を考えるときに、けっこう効きます。


空き状況の推移
毎月の空き状況はスナップショットとして貯めていて、データが2時点以上たまった施設では推移も見られます。「募集が出やすい園かどうか」の、ちょっとした目安になります。
技術構成
- フロントエンド:PHP + 素のJavaScript + Mapbox GL JS。フレームワークなしの軽量な構成で、スマホでもサクサク動きます。
- データまわり:市が公表しているHTML/PDFをPythonでパースして、SQLiteを正本にGeoJSON・JSONを書き出すビルドパイプラインを自作しました。
- AIでデータ更新:Claude APIが市の公表PDFから表を読み取って、構造化してくれます。適用前に検算と施設名の突き合わせをして、バックアップを取ってから反映する仕組みです。おかげで、毎月の空き状況更新は数分で終わります。
データと運営について
載せている情報はすべて、川越市が公表している資料(施設個票・募集空き状況表・入園状況表・認可外保育施設一覧)がもとになっています。川越市の公式サービスではなく、非営利の個人開発・運営です。最新・正確な情報は、必ず市の公式ページをご確認ください。
成果・効果
川越市内の保育施設136件の情報を1枚の地図に集約して公開。市公表PDFをClaude APIで解析するデータ更新フローにより、毎月の空き状況更新を数分で反映できる運用体制を実現。